イベントレポート

ことばの杜第2回定期朗読会

2008年2月16日(土)に「ことばの杜 第2回定期朗読会」を永田町の星陵会館で開催し、大盛況のうちに終了いたしました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

朗読 宮本隆治

「深川しぐれ」
著/北原亞以子/講談社文庫
「深川澪通り木戸番小屋」より

舞台は江戸・深川。木戸番小屋の番人夫婦はどこかいわくあり気・・・そんな夫婦の元に若い女が突然あらわれた。揺れる夫の心、苦悩する女房。美しい情景と夫婦の情愛を描いた作品。

朗読 山根基世

「女の戦い」
著/永瀬清子詩集/
思潮社「あけがたにくる人よ」より

「私は彼の作物であり、彼は私の作物である」女性の生き方などをテーマに、多くの創作を生み出した現代詩の母が、自らの半生を込めた言葉の数々。ユーモラスな中にも強い信念を感ずる作品。

朗読 広瀬修子

「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」
著/新美南吉/偕成社

いたずら好きの「ごん」は、心優しい寂しがりや。悲しくも温かいお話『ごんぎつね』人間の町に手袋を買いに行った子ギツネと、帰りを待つ母ギツネ『手ぶくろを買いに』多くの読者に愛されている新美南吉の代表的二編。

朗読 松平定知

「新解さんの謎」
著/赤瀬川原平/文藝春秋

辞書ってこんなに面白かったんだ!辞書の中から現れた謎の男「新解さん」とは何者か?抱腹絶倒の言葉のジャングル探検記。『新明解国語辞典』を擬人化し、その独特の言語解釈を楽しもうという作品。

会場の様子

  

たくさんのお客様に来場いただきました。ロビーでは朗読した本がとぶように売れました。
朗読後は4人のトークセッションがございました。